ダニエル・ジョンストン@ラフォーレミュージアム

ダニエル・ジョンストン@ラフォーレミュージアム

実に7年ぶりの来日公演である。

ソールドアウトの会場には異様な熱気が漂っていた。
ツアーグッズを買い求める長蛇の列も、
ダニエルがステージに登場した瞬間のどよめきも、
一曲終わるごとにこれまたどよめきまじりで上がる歓声も、
今、目の当たりにしているこの人が生ける伝説なのだということを、
そこに集った誰もが確信していたからだと思う。

今日のダニエルは絶好調だったんじゃないかな。
ソロ弾き語りスタイルの第一部、
休憩を挟んでサポートギタリストと共にプレイする第二部と、
ダニエルの歌はずっとくっきりした輪郭を湛えていた。
震える指先も、ひっくり返る歌声も、
がしゃめしゃどしゃびんと歪むコード弾きも、
全てが美しく、正しく、真実だった。

ラストは珠玉の名曲“トゥルー・ラヴ・ウィル〜”。

ガールズのクリストファーはRO次号のインタビューで「それでも愛を信じたい」と語っているが、
クリスが信じる愛とはきっと、ダニエルがこの曲で歌う愛と全くの同義なのだと思う。
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