[Alexandros]・川上洋平、JAPAN誌面における写真のテーマについて
2015.03.01 14:25
http://ro69.jp/feat/alexandros_201502/
↑このイントロダクションページで使わせてもらった写真は、全部誌面に載っていない写真です。
アザーカット、というやつです。
なんでそうしたのか。理由は単純で、いい写真がむちゃくちゃあったから。
できる限り使いたかったのです。
これはずっと前から考えていたとても念願の撮影でした。
テーマは、「戦い前夜」と「孤独」です。
書いていてだいぶ恥ずかしくなるような言葉なのかもしれません。
ですが、こんなテーマで撮影をしたいとまっすぐに思わせてくれる男は、今僕が知る限り、この男だけです。
JAPANの巻末には「場外乱闘」というページがあって、その号の企画について本文ページで書き足りないような裏話や溢れた思いを書いたりするのですが、今回の川上洋平ページに対してはこんな文章を書きました。抜粋します。
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スーツは男の戦闘服である。そして、戦い前夜の男は孤独でなければならない――。これはいつか川上洋平でやりたいと思っていた撮影の案で、常に機会を探っていた。そして、メジャー初のシングルを発売する[Alexandros]、今でしょ、と思った。
カジュアルなアーティストも素敵だ。だがその一方でギラギラした色香を漂せた男がいてほしい。[Alexandros]、川上洋平。そんな願いを込めて彼らとの仕事をさせてもらっている。
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川上洋平は常にトップを狙い、そしてその意志を少し隠そうとしない男です。
そして、その有言実行っぷりを着実に叶えていっている。
となると、こちらも相応の気合で臨まないとページはいいものにならない。
緊張感が出てこない。
そういう意味で、編集部一同全力で臨んだフォトシューティング&インタヴューが今回のページです。いつもそうですが。
ですが、今回は特にいいものが出来たと思います。
だから、写真はいっぱい使いたかったのです。
イントロダクションページもJAPANもぜひ見てみてください。