一切の妥協を許さないという姿勢。
そして、その強い意思をあくまでエンターテインメントに捧げるという正しさ。
おかしな言い方かもしれないが、殉じるという行為以上の正攻法は、ショーの世界にはないのだなと、あらためて感じ入ったのはそんなことだった。
殉じる、という言葉以上の言葉を今日は本当に思いつかない。
世界観の描き方、展開、楽曲の配置、ライティング、映像、衣装、そしてバンドのパフォーマンス。それぞれを磨き上げるために注がれた時間と情熱を考えると頭が下がる。

ツアーはこれから続いていくので詳細は書かないが、凄みに魅せられ、心が豊かになる素敵なショーだった。
何度も何度も大きな拍手を送りたかったので、何度も何度もそうした。

次号JAPANにライヴレポートを掲載します。ご期待ください。