ゲスの極み乙女。の代々木フリーライヴはほぼ時間通りに始まった。
絵音は自分のメロディと歌詞をひとつひとつきちんと歌い、名曲だらけであるこのバンドの圧倒的な素晴らしさをまっすぐに届けた。
今日、代々木公園には何人のお客さんがきていたんだろう。
絵音の才能の本当の凄さ、そしてゲスの極み乙女。というバンドの持つ、四方八方に乱反射するような、しかしだからこそ万人をとらえるポップさを備えたチャーム。
大切なものはちゃんとまっすぐに鳴らされていた。
最後に絵音は、「ファンの声がちゃんと僕に届いていて、、、これからも音楽を作るのでみなさんよろしくお願いします」と語っていた。
原宿駅への帰り道。たくさんの、おそらく初見のお客さんが、カッコいい、カッコいいと言っていた。
今日はとても短いライヴで、『両成敗』の曲もわずかだったが、このアルバムには確かな普遍性ーーもっと言うと、誰にも今描けないほどの上質な切なさが描かれていることが届いたのではないか。
『両成敗』。
本当に素晴らしい、ポップミュージックの役割をまっとうしきった傑作だ。
ヒットし続けてほしいと深く思う。
JAPANに掲載されているインタヴューをぜひ読んでほしい。
ゲスの極み乙女。、代々木公園フリーライヴのステージに立つ。
2016.01.17 13:36