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    [Champagne]@Zepp Tokyo2日目を観て思ったこと

    [Champagne]@Zepp Tokyo2日目を観て思ったこと

    [Champagne]、「We Don't Learn Anything Tour 2013-2014」Zepp Tokyo2日目。
    このツアーのライヴを観たのは今日で3回目だが、観るたびにたくましくなっていく。
    今日の手ごたえは半端じゃなかった。
    2ヶ月に及んだこのツアーで彼らは彼らの足腰を鍛え、[Champagne]がもっとも[Champagne]らしく輝くためのフォームを固めることができた。
    その結果がこのZeppだ。
    たとえるなら、地肩が底上げされ、無理のないフォームでより遠くまで速いボールを投げられるようになった、ということだ。
    だから、楽勝で最高のライヴができる。
    もうひとつ。このツアーを通して、メロディの届き方が変わってきたと思う。
    メロディとは川上洋平のもっとも柔らかい、もっともロマンチックな部分である。
    それがまっすぐに届くということは、洋平がメロディに託しているロマンをオーディエンスが共有するということだ。
    アルバム『Me No Do Karate.』がそういうアルバムだった、ということもあるが、それ以上に、このアルバムの真髄をこのツアーを通して、4人が完璧に咀嚼できたということだろう。
    [Champagne]は、カッコよく、スタイリッシュなだけでなく、ロマンチックで美しいグルーヴを鳴らすバンドになった。
    名実ともに今最強のバンドのひとつ、と言っていい。堂々とそう言いたいと思う。

    今日披露された新曲はやはり、メロディオリエンテッドな素晴らしいナンバーだった。
    これからより広く多くのオーディエンスを酔わせることになるだろう、ロマンの塊のような楽曲だった。
    どこまでも大きくなってほしい。
    来年の武道館が今から楽しみで仕方ない。
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