BjorkがNYで７日間のライヴを行うのだけど、その初日となる彼女にとっても初めてのカーネギー・ホールでのライブを３月７日に観た。

とにかく、1曲目始まった瞬間から、涙がボロボロ出て来て、胸がバクバクしてしまうような感動のライヴ。こちら1曲目の映像。
http://pitchfork.com/news/58766-bjork-and-arca-play-stonemilker-live-at-carnegie-hall/

それは当然最新作の『ヴァルニキュラ』が、彼女が自分で語った通り、「完璧にハートブレイクの作品」だからだ。

この作品は時系列にそって、彼女がパートナーのマシュー・バニーと別れた時の心情を克明に語っている。

とにかくその歌詞が、あまりに正直で、心が張り裂けるのだ。

この日のライヴも、その心が張り裂けた状態からまるで逃げることのない素晴らしいライブ。何しろ、その赤裸々に語られた彼女の歌詞が、ステージの後ろのスクリーンに映し出されていたくらい。

ライブの後半は、過去の曲も交えて演奏されたのだが、そこにも、心の痛みなどが綴られた曲が選ばれていた。しかし、それでも最後には、腕を力強く上げなら、戦士になっていったのが、さすがビョークだった。ただいつもよりは健気でそこがより泣けたのだけど。

だから、会場は本当に鳴り止まない拍手と歓声で包まれた。

ライブには、ストリングスに、パーカッションそして、今作を一緒に作ったArcaも出演した。

詳しくは、これから発売の最新号でレポートします！

セットリスト
Stonemilker
Lionsong
History of Touches
Black Lake
Family
Notget

Intermission
Pleasure Is All Mine
Come to Me
Undo
I See Who You Are
Quicksand
Mouth Mantra

Encore
Harm of Will
Wanderlust