プリンスの911コールをしたのは中毒治療専門の医師だった

プリンスの911コールをしたのは中毒治療専門の医師だった

プリンスの死については現在検死結果を待っているところだし、生前から何かしらの問題を抱えているというような報道は一切されてこなかったので、ミステリーのままだ。

アメリカのメディアも一部ゴシップ紙を除いては、何かを書き立てているところはまったくない。ただ、プリンスの地元でもあるミネソタ州の地元紙に5月4日付けで信憑性のある情報が掲載されている。
http://www.startribune.com/addiction-doctor-was-to-have-seen-prince-just-before-his-death/378051471/

ペイズリー・パークの代表者が、亡くなる前日の4月20日に、オピオイド(処方箋のペイン・キラー)中毒の緊急治療を受けたいとカリフォルニア州の専門医師ハワード・コーンフェルドに連絡をしていたのだそう。

この医師は、”生死に関わる緊急中毒治療”の要請をされたそうだが、4月21日のスケジュールをどうしても空けることができずに、代わりに息子アンドリューをペイズリー・パークに送ったのだそう。医師は、翌日にはペイズリー・パークに行く予定にしていたという。そこで、どのように治療をするのか説明する予定で、これが命にかかわる重要な使命になると分かっていたという。

アンドリューは、ペイズリー・パークから連絡があったその日のうち、4月20日の夜にサンフランシスコからミネソタに向かい、朝に空港に到着。4月21日の午前9時半にはペイズリー・パークに到着した。しかし、ペイズリー・パークの代表者がプリンスを見付けられずに、その数分後にエレベーターの中で発見されたという。そこから911コールをしたのはアンドリューだった。

どうりで、911コールの内容がかなり意味不明で、オペレーターが「場所はどこですか?」と聞いているのに住所も答えられないし、「ミネソタ州です」という当たり前のことを言っていていたり、「プリンスの家です」と言っていたのだ。彼がカリフォルニア州からやってきたからだったのだと納得。

救急車は5分後に到着したが、到着した時には亡くなっていて、10:07amに死が確認されている。

ただ不可解なのは、アンドリュー含め、プリンスが亡くなった時現場にいた3人は、5分後に救急車が到着した時には、いなくなっていたこと。プリンスがひとり残されていた。アンドリューやペイズリー・パークの代表者はなぜいなくなってしまったのかよく分からない。ただ、犯罪や自殺の形跡はないと発表されている。

現在プリンスの自宅にあった処方箋ペイン・キラーをどの医師が処方したのかなどが調べられているという。ただそれが犯罪に繋がるとは限らないとも。

アメリカの処方箋ペイン・キラーは中毒以外にも様々な問題を起こしている。プリンスはドラッグをやらないことでむしろ有名だったし、お酒も飲まないと言われていたし、ヴィーガンでもあった。今回プリンスまでその被害にあったのだとしたら憤りさえ感じる。処方箋ペイン・キラーのあり方を考え直して欲しい。
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