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    感涙。ザ・ストロークスのフル・キャパ・ライブでNYに15ヶ月ぶりにライブ・シーンが復活! 映像+セトリ

    感涙。ザ・ストロークスのフル・キャパ・ライブでNYに15ヶ月ぶりにライブ・シーンが復活! 映像+セトリ

    ザ・ストロークスが、6月12日、コロナ感染拡大後初!!!フル・キャパシティでのライブをNYのアービング・プラザで行った。


    アービング・プラザは、コロナ直前から改装のために閉めていたので、なんと会場が開くのが2年ぶりだ(涙)。NYは去年の3月からライブ会場が完全に閉まっていたので、15ヶ月ぶりにライブが戻ったことになる。


    ちなみに、これは、ザ・ストロークスが支持する市長選立候補者Maya Wileyの支援イベントだったため、選挙権のある人しか入れず、残念ながら、私は入れなかった。でも、会場前まで行かずにはいらなくて、行って並んでいる人たちを観るだけでも感動した。個人的にはとりわけ会場スタッフの真新しいTシャツ姿が嬉しかった。

    そして、これがMaya Wileyのツイート。いきなりパンパンだ。


    このライブは、ワクチン接種済みの人だけが入れるイベントで、どうやってチェックするのか、それがスムーズに進むのかも見たいと思って行ったんだけど、キャパが1200人ということと、みんな開場時刻のずっと前から並んでいたので、チェックはスムーズに進んでいるようだった。

    並んでいる間に、スタッフに、ワクチン接種を証明するカードか、NY州が作っているアプリでワクチン接種を証明。それと名前が同じかを確認するIDを見せると、腕にスタンプを押してもらえる。それだけだ。


    そして上の映像のように、中に入ると、NY州の規定に従い、マスクは不要で、ソーシャル・ディスタンスもなしでOK。


    NY州知事が、成人の70%が1回でもワクチン接種したらコロナ禍での規制をほぼ解除すると発表したため、次々にライブが発表された。現時点では、1回でも接種した人たちは69.5%まできた。あと0.5%だ!


    最近、Wileyをアレクサンドリア・オカシオ=コルテス(AOC)も支持表明したため、彼女も会場に来ていて、ジュリアンと同じステージに立っていた!



    セットリストは
    Juicebox
    Someday
    The Adults Are Talking
    You Only Live Once
    Hard To Explain
    Ize of the World
    The Modern Age
    One Way Trigger
    12:51
    Is This It
    Bad Decisions
    Take It Or Leave It

    Encore
    Automatic Stop
    Last Nite
    Ode to the Mets
    Reptilia

    ひとつ気になるのが、こんな歴史的な瞬間にニック・ヴァレンシが来ていなかったこと。特に理由は書かれていないが、行けたら良かったのに、という内容のツイートをしている。代わりに、Longwaveのスティーブ・シルツがギターを弾いた。またブラッド・オレンジのデヴ・ハインズが1曲で参加している。


    クラウドサーフしてジュリアンと握手とか最高すぎ。

    https://twitter.com/caitmatica/status/1403924290064506880

    “Someday”

    https://www.instagram.com/p/CQCy9lMHr8c/

    以下、BrooklynVeganが集めていたファンの映像。
    ”Hard To Explain”
    https://youtu.be/2Oon3-zQuHk

    “Is This It”
    https://youtu.be/c2oQQAfLKjw

    “Reptilia”
    https://youtu.be/4saPpgcE3nQ

    “One Way Trigger” With Dev Hynes
    https://youtu.be/NZqBeMQK2-s

    しかし、自分はスタンディングのライブでいきなりこんなもみくちゃの中に入っていけるのか自信がない(笑)。



    ジュリアンは最近ニューヨーカー誌のインタビューで、なぜMaya Wileyを支持するのか答えている他、彼女が当選したら市のホームレスのための仕事をしたいとも語っている。すでに彼女にはその意向を伝えていると。「それって爆弾発言なのでは?」と突っ込まれて、「子供がいて責任があるから、もちろんライブも続けるけど」と付け足している。

    でも、機会されあれば本気でNY市のために仕事したいと思っているようだ。現在はLAに住んでいて、そこで作曲活動などをしているけど、離婚した奥さんとの間に息子さんが2人いて彼らがNY州に住んでいるので、行き来していることもこのインタビューの中で語っている。
    https://www.newyorker.com/culture/the-new-yorker-interview/julian-casablancas-wants-a-better-new-york

    ザ・ストロークスは、単独公演も含め、10月にフェスなどにも出演する。


    NYはザ・ストロークスによるライブ解禁を皮切りに、6月19日にラジオ・シティ(キャパ6000人)がコロナ感染拡大後初オープンし、6月20日にマディソン・スクエア・ガーデン(約2万人)が、コロナ感染拡大後ライブとしては初めてオープンする。

    MSGでライブをするフー・ファイターズのチケットは即完していた。会場が徐々に大きくなっていく!

    そして6月26日に、ブルース・スプリングスティーンが、ブロードウェイを復活させる予定だ。

    ツイッターやインスタでこのライブに参加した人たちがみんな、あまりに長い間ライブに行っていなかったらシュールすぎて信じられないとか、涙が出るとか、書いている。私も一刻も早く行きたい!



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