アメリカに2年ぶりに夏フェスが戻って来た! 10万人×4日間のロラパルーザ30周年に恐る恐る行ってきた〈その1〉

アメリカに2年ぶりに夏フェスが戻って来た! 10万人×4日間のロラパルーザ30周年に恐る恐る行ってきた〈その1〉 - pic by Charles Reagan for Lollapalooza 2021pic by Charles Reagan for Lollapalooza 2021

NYでは大人が1回でもワクチンを接種した率が70%を超えた瞬間に、ワクチン接種済みなら参加できるライブ会場の100%キャパが解禁となった。夏フェスも2年ぶりに帰ってきた。

7月23〜25日にマイアミで、「ローリング・ラウド」フェスが行われたが、私が行ってきたのは7月29日から8月1日にシカゴで開催された、今年で30周年を迎える「ロラパルーザ」だ。

アメリカに2年ぶりに夏フェスが戻って来た! 10万人×4日間のロラパルーザ30周年に恐る恐る行ってきた〈その1〉 - pic by Mickey Pierre-Louis for Lollaplooza 2021 pic by Mickey Pierre-Louis for Lollaplooza 2021

ラインナップはこんな感じ。


フー・ファイターズが圧巻にして感涙、大感動の大トリを務めた他、マイリー・サイラスが初日に可能な限りのゲストを登場させ、アメリカのフェスを大々的に復活させた。ミーガン・ジー・スタリオン、タイラー・ザ・クリエイター、ポスト・マローンなどそれぞれが1年半ぶりにライブを行えるようになったことをファンと同じくらい楽しみ、感動しているのが明らかな最高のライブだった。ライブの内容は次のブログと来月発売のロッキング・オンのコレポンのページで書く予定だ。

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まず会場がどんな感じだったのかここでは紹介したい。

観客は、1日になんと10万人だ!×4日間。そしてフェスはこれまでとほぼ同じ「普通」に行われていた!クラウドサーフも、もちろんコール&レスポンスもありだし、ぎちぎちに詰まっていた。

とは言え当然だが、シカゴ市の規定に従って行われたので、入場するには以下の条件があった。

ーワクチン接種2回をフェスの2週間前までに終えていること。
ーまたは、フェス開催の72時間以内に検査を受け、その結果が陰性であること。つまり、4日間行く人は、開催期間中に2回は検査しないといけない。

いづれかの証明書を入り口で見せて入場した。

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ロラパルーザの発表によると、結果、参加者の90%がワクチン接種済だったそう。初日は、600人がどちらかの証明書を持って来なかったため、入場できなかった。


アメリカは、コロナ以前に銃乱射問題もあるので、持ち込めるカバンの規定があり、サイズも決まっていて、透明じゃないといけない。ぶっちゃけカバンの中の検査の方が厳しかった。ポーチの中なども全部開けられる。武器と同時にドラッグとかアルコールの持ち込みをチェックしているのだ。もちろん金属探知機も通過しないといけない。

以上を通過して無事中に入れれば、マスクもソーシャルディスタンスも必要なしだ。ただ屋内スペースはマスクが義務付けられたのと、ワクチン接種をしてない人はマスクをしてなくてはいけない。しかしマスクをしている人は数えるほどだった。

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ステージの前方も、ライブが終わった後の会場全体もかなりの混み具合で、これまでの通常のフェスと全く同じ。

しかし、デルタ変種株の世界的な拡大により、フェスの開催中にアメリカの新患者数が再び世界一になってしまった。またシカゴの新感染者数も50%上がってしまった。なので、開催を疑問視する声も多かった。シカゴ・サンタイムズ紙はフェスが復活したのは、シカゴ市にもたらす経済効果のおかげだと厳しく批判していた。

https://chicago.suntimes.com/city-hall/2021/8/3/22607872/lollapalooza-coronavirus-vaccination-cards-security-arwady-delta-restaurants-chicago-lightfoot

実際、市長が初日に出て来て、「市外から来た人たちはどうぞお金を落としていって下さい」と言っていたけど、2019年のロラパルーザの収益は、2億4700万ドル(約247億円)。そのうち、750万ドル(約7億5000万円)がフェスで使用するシカゴ市の公園に支払われた。ホテルや、レストラン、交通機関など、シカゴ市にもたらす経済効果は、なんと17億ドル(約1700億円)とシカゴ・サンタイムス紙がレポートしている。さらに今年はシカゴの公立学校に220万ドル(約2億2000万円)寄付したそう。

https://chicago.suntimes.com/2021/7/29/22598387/lollapalooza-chicago-public-schools-cps-donation-arts-funding#:~:text=C3%20conducted%20its%20own%20study,to%20the%20Chicago%20Park%20District.

ロラパルーザの開催に関しては、様々なメディアが検証している。CNBCでは、バランスが大事で、安全にフェスを観たいなら、以下のことに注意と言っている。

1)デルタ変種株が拡大している以上、まず安全のためにはワクチン接種が必須。
2)少しつまらないかもしれないけど、群衆のど真ん中には入っていかない。入っていく場合は必ずマスクをする。
3)各地から人が集まってくるため、ホテルや、各交通機関でコロナが広まってしまう危険性がある。なので移動する際にとりわけ注意すること。
4)2週間後くらいに症状が出る可能性があるので、2週間後に検査を受けること、と語っていた。
https://www.cnbc.com/2021/08/03/is-it-safe-to-go-to-an-outdoor-concert-or-music-festival-during-covid.html

現在イリノイ州の18歳以上のワクチン接種率は、1度でも接種した人は75%だ。ちなみにNY州は、75.6%なので、ほぼ同じ。ただ心配なのは、今日いつも聴いてるポッドキャストを聴いていたら、屋外ではマスクは必要ないけど、コンサートなどのものすごく混み合っている場所は心配、と医者が言っていたこと。また、デルタ変種株は、ワクチン接種していても、感染するし、人にもうつすことが分かっている。ワクチン接種してない人には、水疱瘡よりうつり安く危険とNYタイムズがレポートしてた。なのでやはりワクチン接種が必須か。

https://www.nytimes.com/2021/06/22/health/delta-variant-covid.html

私はワクチン接種して2週間以上経っていたけど、接種していてもデルタ変種株はうつるので、念のためフェス前日にも検査した。結果は、陰性だった。また会場に着いてからも、怖いのでマスクしていたし、群衆の外側からライブを観ていた。ライブが終わって人がどっと歩き出すとものすごく混み合うので、怖い怖いと避けていた。

2週間後に検査して陰性だったら両手を上げて喜びたいが、現時点ではまだ大声で最高だった!とは言えない状況。ただし、そんなルーザー的な観方でも、フェスはまじで最高だった。2年間会ってなかった親友に会ったような気分で、なぜ親友だったのかを徐々に思い出してじんわりと喜ぶ、というものだった。またいつもそうだけど、観客が楽しそうにしているのを観るのが何より嬉しくて、最後の日は終わって帰る時はめちゃ寂しかった。朝起きて昨日みんなが歩いていた道に何事もなかったように車が走っているのを観ると、魔法が解けたみたいな気分だった。

イギリスでは政府がフェスが安全に行えるように実験しているし、しかしウイルスは進化し続けるので、常に最新の情報に目を向け、大事なのは、医者も言っているように安全にフェスを開催するためのバランスを見つけることな気がする。コロナがゼロになることはないと思うので。



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