レッチリ『アンリミテッド・ラヴ』で、なんと16年ぶりの全米1位。アナログの売り上げはこの31年間でロックバンドとしては1位。


数日前のニュースです。すいません。レッド・ホット・チリ・ペッパーズが、ジョン・フルシアンテ復活の最新作『アンリミテッド・ラヴ』で全米チャート1位を獲得した。驚いたのは、なんと16年ぶりの全米1位だということ。
https://www.billboard.com/music/chart-beat/red-hot-chili-peppers-unlimited-love-billboard-200-albums-chart-debut-1235057502/

16年ぶり? 本当かなと思って調べたら本当だった(笑)。16年前の1位は、2006年『ステイディアム・アーケイディアム』で、今回復帰したジョン・フルシアンテが脱退する前に作った作品だ。

その後2011年『アイム・ウィズ・ユー』は、全米2位。
2016年『ザ・ゲッタウェイ』も、全米2位だった。

今回、ジョンが戻ってきて再び1位に復活した。

びっくりしたのは、アナログ盤の売り上げで、38,500枚。

なんと1991年に調査を始めて以来ロックバンドとしては、ジャック・ホワイトの『ラザレット』の40,000枚に次ぐ史上2位。ジャックはソロなので、ロックバンドとしてはこの31年間で1位だということ。

レッチリは、最近ではよくあることだけど、限定で様々な色のアナログ盤を発売していた。


今は、クリアを限定で発売している。

また日本でも、限定色で色々と発売されているよう。

さらにフリーが、このアナログ盤へのこだわりを語っている。
「テープからそのままマスターしました。コンピューターは使っていません。MP3サウンドのような圧縮したものは全くありません。昔のようにテープからマスターしたものです。このアルバムが大好きです。真の俺たちの最高の形です」と。

バンドは今回様々なインタビューに答えていて、面白いことを語っているので、次号ロッキング・オン(5/7発売号)、コレポン通信のページで語録を紹介する予定です。

いくつか見ていて面白かったのが、普段は音楽を通して深いコミュニケーションをしているけど、言葉ではあまり語り合わないのが分かること。4人が揃ってインタビューに答えていたりすると、他のメンバーが喋っているのをすごいまじで耳を傾けて聴いている。
特にこのジョンが語ってる時の3人とか。

さらにいくつもライブも披露している。

フリーは、レイカーズの試合で国家を演奏した。

バンドはこの後、超豪華メンツでの世界スタジアムツアーがある。NYはザ・ストロークスサンダーキャットが出演するので超楽しみだ。



レッド・ホット・チリ・ペッパーズの特集は、現在発売中の『ロッキング・オン』5月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。


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