『かいじゅう』1位!

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スパイク・ジョーンズの新作『かいじゅうたちのいるところ』が
全米公開となり、無事興行成績1位を獲得した!
一次は、ベストセラーを原作とした
子供向け映画だと思っていたのに、子供映画として
完成しなかった。一体誰に向けてマーケティングすればいいのかわからない……。と、
スタジオが戸惑う様子がNYタイムスの記事になっていたこともあったが、
結果的には大人も子供も観に行ったよう。
個人的にはまさかの1位で、グリズリー・ベアーがビルボードチャート入りしたくらい
嬉しい。


スパイクは映画公開に向けてヨレヨレになるくらいインタビューを受けていた。
「この映画に30代をすべて費やしたような気分。公開されて区切りが付く」と言っていたが、
スパイクは来週40歳。スタジオの反対を押し切って、自分の作りたい作品を作り
それが1位獲得となれば、自分を信じて良かった……と今頃ホッとしているはずだ。
良い誕生日を迎えてください。


40歳と言えば、ウェス・アンダーソンも今年40歳だ。
現在行われているロンドン映画祭にて期待の『Fantasic Mr. Fox』が上映され
絶賛されている。こちらも、偶然ベストセラーの児童書を
ストップモーションアニメで映画化したもの。


同世代のカッティング・エッジな監督が、本当の大人になる前に
子供であることを焼き付けておきたかったのだろうか。


それにしても映画シーンも、アメリカ・インディ・バンド名と同じく着ぐるみだらけ。
写真の不気味な目は、スパイクと一緒に脚本を書いたデイヴ・エガーが『かいじゅう』を小説家した本”THE WILD THINGS"。
フレイミング・リップスの限定盤同様フェイクファー付きだ(笑)。
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