テリー・ギリアムが監督として素晴らしいことは言うまでもないですが、Arcade Fireのライブ生中継を監督するなんて大丈夫なんだろうか？という一抹の不安については前にも書きましたが、なんと明日なのに、ギリアム自身もよくわかってないとのこと。今日エンターテイメント・ウィークリーに発言しています（汗）。

「一体どういうことなのか今理解しようとしているんだよね」と（笑）。「俺が監督するといろんなところに書いてあるけど、俺が本当に監督するのかな？彼らのマネージャーから２週間前くらいに連絡があって、『ウェブキャストがあるので、あなたに参加していただけるとうれしいのですが』と言われたんだ。それで、今日のMSGのライブで彼らに付いて回るのは４回目になるんだけど、どちらかと言うと、俺は彼らのグルーピーみたいな気分なんだよね。もし彼らが最悪なバンドだったら、きっと俺は率直にそう言ってしまうタイプの人間なんだけど、でも、彼らのライブは最高だからね。彼らは素晴らしいビデオをすでに使っていたりするし。だから、彼らがやっていることを最大限にそのまま活かすつもりだよ」と。

「俺は『フューネラル』の頃から彼らのファンだったんだ。彼らは本当にスペシャルなバンドだと思う」「確かウィンが教えてくれたのは、彼と現在の奥さんが初めてふたりで一緒に観た映画が『未来世紀ブラジル』だったそうなんだ。俺は、『ブラジル』のせいで別れたカップルを知っているからね。片方は大好きで、片方は大嫌いで。だから、実はカップルの未来を占うのにいい作品なんだ（笑）」。

ちなみに、明日は、ギリアム映画らしい大災難がライブの効果として使われることはないそう。「だから言ったように、俺は可能な限りライブはいじらないようにするつもりなんだって。ギリアムの呪いは明日は絶対に起きないよ！」とのことです。一体どうなることやら！どちらにしても、今後絶対に再びコラボレーションしたいそうです。ちなみに、今日のライブでは、スパイク・ジョーンズが作ったのではという、郊外の子供たちが自転車に乗ってふざけながら町を駆け抜ける映像が少し流れました。
http://music-mix.ew.com/2010/08/04/terry-gilliam-arcade-fire-webcast/