『スマーフ』、アダム・サンドラー&ケイティ・ホームズ:カンクンレポその1
2011.07.11 11:30
カンクンの出張は1週間続きます。今年の後半に公開される映画をまとめて観て、どんどん取材して行くというもの。取材合宿みたいなものでしょうか。世界中から取材陣が集まりホテル貸し切り。今のところまだ試写を観始めたばかりという状況ですが、不慣れな土地にも徐々に馴染んで来ました……。実はオフ・シーズンで昨日も午後はずっと雨でした。
というわけで、まずは青い3Dアニメ『スマーフ』。日本では9月9日に公開が決定しています。
http://smurf-movie.jp/
かわいいファミリー映画だと思っていたら、それだけではなくて、冒頭のシーンなどアクション物か、というほどちょっと迫力があって、3Dの良さを十分に活かしている作品でした。もちろん家族で楽しめる作品で、個人的には舞台がNYなのが嬉しかったです。また3Dアニメと実際の俳優の組み合わせで、ニール・パトリック・ハリスと大人気『glee/踊る♪合唱部!?』のジェイマ・メイズという人気のふたりが出ているのも、良かったです。
さらに、アダム・サンドラーが女性役を演じる『JACK AND JILL』。コメディアンが女性役というのはよくありますが、取材時も、「子供の頃から、色々な物まねをする中で、おばあちゃんの真似をした時、家中が必ず爆笑になった」と言っていて、笑いの定番というか、面白さを覚える始まりなのかもです。
ケイティ・ホームズがサンドラー男版の嫁で、義理の姉に困るけどなんとかやっていこうとする優しい女性役。サンドラーも、「本当に見るからに優しいし、きっとこの役と同じことを実生活でもするだろうと思って彼女にした」と言っていました。
実際はさすがトム・クルーズの嫁だけあってすごくきれいだったのだけど、インタビューの答えが割と杓子定規で、トムに、どうせ悪いように解釈されるから、あまり具体的なことは答えてはいけない、とでも訓練されているのでは、と少し思ったほど。しゃべり方も結婚してからトムに似ているし。本当はもっと才能がある女優だと思うんだけど、なぜか個性を消されてしまったような気がします。気のせいかもですが。そもそもなぜ『バッドマン』を降りる?トムの興行成績を上回ってはいけないとか契約書があったりするのだろうか、などなど勝手な想像をどんどん膨らましてしまいました。女優として頑張るよりトム・クルーズの嫁のほうが良かったのかな。
この作品は、アル・パチーノがアル・パチーノ役で出演するのが豪華なおまけもあり。しかし、これは日本で公開されないような気がするなあ……。アダム・サンドラー作全然公開されてないですもんね。