ロラパルーザその9:DAY 2 しかし、すべてはエミネムだった!

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ロラパルーザのヘッドライナーは、毎年本当に心が張り裂けるような並びだ。


2日目は、なんと、セカンド・ステージが、現在アーケイド・ファイアに次いで凄いライブを繰り広げていると言って過言ではない、マイ・モーニング・ジャケットであるだけでなく、第3ステージが、ベイルート!そりゃないぜ、ペリー・ファレル、と言いたいところだけど、もちろん、意図的である。


去年、Lady Gagaとストロークスをぶつけたのと同様に、また、今年の初日も、ミューズとコールドプレイをぶつけたのと同じく、エミネムに9万人が押し掛けると危険だから、こんな並びにするわけだ。というわけで、2日目は、心が3つに分断されながらも、エミネム。


しかし、エミネムが始まった瞬間、昼間のことはすべて忘れてしまうような、そして終わった後には、この日のすべてはエミネムだった、と思えるような圧巻のライブを観せてくれた。


エミネムのライブを私は、最近では、去年のデトロイトでのJay-Zとのコーヘッドライナーに、ボナルー、そしてロラパルーザと3回観ているけど、『リカバリー』後のエミネムは、彼のキャリアの中でも最高にして最強のライブを行っている。


それは、彼の肉体と精神が、その才能を支えるだけの強靭さを持ったからだ、と思う。ということを改めて確認するライブだった。


そして、20周年の今年ロラパルーザで、私が観た中では間違いなくベスト・アクトだった。


そう言えば空港のセキュリティで、私の後ろに渋谷にいそうな女子高生みたいな女の子がふたり並んでいて、エミネムの話をしていた。ひとりの女の子が「お姉ちゃんに聞いたんだけどーー、エミネム最低だったんってーー」と聞き捨てならないことをいきなり言い始める。


ふたりの会話を再現すると
女子B「え、なんで?」
女子A「なんかヒット曲ばっかやったらしい。今ファンになったような子供だったらいい
けどさー、お姉ちゃん、違うじゃん」
女子B「でもそれは時間の関係なんじゃん?」
女子A「でも昔のレアな曲とかもやって欲しかったってー」
女子B「今回はフェスだったから仕方ないよー。絶対ソロのツアーの時はやってくれるよ」
女子A「まあね」


女子B偉い!
おかげで女子Aとケンカになることなく、空港のセキュリティを無事通過した。


以下セットリスト
Won't Back Down
3 a.m.
Square Dance
WTP
Kill You
No Love
So Bad
Cleanin' Out My Closet
The Way I Am
Fast Lane (with Royce da 5'9)
Lighters (with Royce da 5'9 & Bruno Mars)
Airplanes Pt. II
Stan
Sing For The Moment
Like Toy Soldiers
Forever
Cinderella Man
'Till I Collapse
Love the Way You Lie
I Need A Doctor (with Skylar Grey)
My Name Is /The Real Slim Shady /Without Me


Encore
Lose Yourself
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