アカデミー賞への道 その2続本命編

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作品賞本命編の第2弾。


こちらはすでに試写済みで、大変評判の良い2作品。先に紹介した2作品の下に控えている唯一の理由は、先の2本が大作であり、良い作品であれば、アカデミー賞大席巻の可能性がより高いから。つまりこの2本は、誰もが認める優れた作品なのですが、よりインディ、アート系であるということです。


まず1本は、アレキサンダー・ペイン久しぶりの監督作『The Descendants』。


ジョージ・クルーニー演じる主人公が、ある日突然事故で妻を亡くし、ふたりの娘と取り残されてしまうところから物語は始まります。そこから家族とそして父親自身が再生していく物語なのですが、そこはアレキサンダー・ペイン。一筋縄ではいかない、ドタバタコメディの落とし穴が待っているのです。「愛と許し」の物語であると監督もクルーニーも語っていました。


なにしろ舞台がハワイで、癒しのムードが満載。というところもまたポイントが高い。お楽しみに!


そして、2本目は、『THE ARTIST』。


今年のカンヌ映画祭は『ツリー・オブ・ライフ』が受賞しましたが、仲間うちでは、この映画が一番好きだったという人が多かった作品。なので、個人的にも観たくて観たくて仕方なかったのですが、この作品は、なんとこの時代に、モノクロで、しかもサイレント映画なのです!


世界中の監督が一度は作ってみたいはずの作品を本当に実現してしまったのは、フランス人監督のミシェル・アザナヴィシウス(写真2枚目)。


主演は、ジャン・デュジャルダン(写真3枚目)。ハリウッド、サイレント映画黄金期の大スターを演じるのですが、本当にその時代から出て来たようなルックス。彼もフランス人俳優ですが、というか、サイレント映画なので、言葉の壁を簡単に超えてしまう、というところに改めて感動。


今の人達はサイレント映画なんて体験したことがないから、むしろ「この映画を劇場で観る体験こそが新しい」と監督が言っていたのが印象的でした。これまた超お楽しみに!
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