高橋優、新作は愛と生のアルバムだ
2014.07.15 10:08
『今、そこにある明滅と群生』というタイトル。今までの高橋優の作品とは明らかに手触りが違う。すげえでっかい、でも近い、そんな言葉だと思う。
昨日、アルバムの収録曲が発表されました。
1. BE RIGHT
2. 太陽と花
3. 裸の王国
4. 明日への星
5. WC
6. 同じ日々の繰り返し
7. ヤキモチ
8. 旅人
9. 犬
10. パイオニア
11. おやすみ
最近の高橋は、とにかく人とのコミュニケーションについて考えている。シンガーソングライターとして人前で歌う以上それは当たり前だけれど、今の高橋は本気で人とつながるにはどうしたらいいかを考えている。そしてそれが、現在の彼の音楽のテーマになっている。人とつながるということはどういうことか、というテーマは、言い換えれば「どう生きるか」「どう愛するか」ということだ。今いきなり話が飛躍したように思うかもしれないが、このアルバムを聴けばどういうことかわかる。
次号JAPAN(7月30日発売)でインタヴューを掲載。そこで高橋は、このアルバムは愛を歌っていると言っている。その「愛」というのは単なる恋愛のことではなくて、高橋いわく「植物の光合成も愛だと思う」とのこと。明らかに彼の闘い方が変わった、という気がする。30歳になったからかな(彼とは同い年なのでいつも年齢の話になります)。