NHKホールの吉井和哉を、旨い肉を喰らうように観た

手応え、歯応え、喉越し、後味、すべてが最高で、1曲ごとに噛みしめるように味わった。ものすごい充実感と満足感で、観ているうちに身体がじんわり熱くなった。美しい絵や洗練された舞台芸術を観ているような澄んだ気持ちではなく、ガツンガツンと細胞を直撃するような興奮にやられるようなライヴだった。

すべては『STARLIGHT』という傑作(吉井はMCで「やりきった」と語った)で彼が得たものの表れだった。始まっていきなりスピーカーに登り、ステージ中を軽やかなステップで駆け回り、本編中はほとんど喋らず、でもその歌と音で気持ちの高ぶりを表現しきっていた。

余韻が本当にすごくて、今もちょっと震えている。