雨の予報もあったけど、なんとか最後まで持ちました。このヒヤヒヤする感じもクリープハイプらしい。そして、どんなにヒヤヒヤしても、それがちゃんと結果になっていく感じも。
ホールツアーとはまたセットリストを入れ替えていて、クリープハイプの長い物語をじっくりと伝えるようなライヴになっていた。夜の風に吹かれながら高層ビルの谷間で聴く“風に吹かれて”、本編最後の“ねがいり”、アンコールでやった“さっきはごめんね、ありがとう”。
必死こいて前に突き進んできたクリープハイプとは違う、自分たちのしてきたこととそれを受け止め続けてきたお客さんの両方を全力で愛そうという思いが、そこにはあった。MCで尾崎世界観が「大人になりました」ということを言っていたけど、つまりそういうことなんだと思う。過去も現在も受け止めた上で一歩一歩未来に歩み寄っていく、ここからのクリープハイプはそうやってまた進んでいく。
この長いツアーでクリープハイプが見つけたものとは何なのか、それはこれから生まれてくる楽曲に表れてくるはず。楽しみだな。
あ、5月30日発売のJAPANではNHKホール密着レポと、尾崎へのインタヴューを掲載します。そっちもよろしく!