きのこ帝国に取材した。なぜ『猫とアレルギー』はこういう作品になったのか 2015.11.16 18:04 小川智宏の「ロック青二才」 先週リリースされたばかりのニューアルバム『猫とアレルギー』は、一言でいうならこれまででいちばん佐藤千亜妃なアルバムだ。インタヴューで佐藤自身も語ってくれたが、きわめて個人的な(彼女自身の言葉を借りれば「エゴイスティックな」)思いから生まれた曲たちが、これほどまでにポップに、そして深く届くものになったというのは、きのこ帝国というバンドそのものがそのありかたを大きく変えたことの証明だと思う。ここに刻まれているのは共感や同感を求めていない言葉で、だからこそこのアルバムの楽曲はひとりひとりにどこまでも深く刺さる。次号JAPAN、楽しみにしていてください。写真は取材時のオフショット。なぜか家族写真風。