こないだのツーマンのときも思ったことだけど、拓也、なんかでっかくなったんじゃないか? 拓也だけじゃない、オーラルというバンドそのものが、さらにでかくなったんじゃないか?
「仲間」とともに作ったツーマンツアーを経ての、改めて頂上を目指す決意のワンマンツアー初日、赤坂BLITZ。「あなたたちを独り占めしたい」というわがままな欲望から「てっぺんまで連れてく」という宣言まで、ひとつひとつの音、ひとつひとつの言葉が、何も隠さないむき出しのものだった。
でもそれは昔みたいに尖って人を攻撃するようなものではなく、大きく手を広げて人を包むような優しさをもったものだった。「BKW」を旗印に掲げてきたオーラルだけど、これからは番狂わせではなく、勝ちに勝ちを重ねる「王道」を目指していく。
地元奈良のでかいホールを目指すこのツアーは、そのスタートだ。
THE ORAL CIGARETTESのワンマンツアー初日を観た
2016.04.05 22:42