【いよいよ】KANA-BOONのアルバム『DOPPEL』本日発売!

【いよいよ】KANA-BOONのアルバム『DOPPEL』本日発売!

もうすでにゲットしている人も多いかもしれないが、改めて、KANA-BOONの1stフルアルバム『DOPPEL』、本日が発売日。
このブログで書いてきた全曲レビュー、まとめました。以下から。

M-1 “1.2. step to you”
http://ro69.jp/blog/ogawa/90804
M-2 “ワールド”
http://ro69.jp/blog/ogawa/90810
M-3 “ウォーリーヒーロー”
http://ro69.jp/blog/ogawa/90892
M-4 “MUSiC”
http://ro69.jp/blog/ogawa/90954
M-5 “東京”
http://ro69.jp/blog/ogawa/91019
M-6 “白夜”
http://ro69.jp/blog/ogawa/91069
M-7 “目と目と目と目”
http://ro69.jp/blog/ogawa/91126
M-8 “盛者必衰の理、お断り”
http://ro69.jp/blog/ogawa/91174
M-9 “夜をこえて”
http://ro69.jp/blog/ogawa/91192
M-10 “羽虫と自販機”
http://ro69.jp/blog/ogawa/91275
M-11(Bonus Track) “A.oh!!!”
http://ro69.jp/blog/ogawa/91304

繰り返しになるが、このアルバムに懸けるバンドの情熱、時代を射抜く感覚、そしてそれを引き受ける覚悟は並々ならぬものがある。と同時に、谷口鮪というソングライターの、きわめて個人的な成長と変化を鮮やかに描き切った作品でもある。バンドの第一歩を刻んだメジャーデビューアルバムとして、これ以上ないほど完璧なフォルムをまとった1枚だ。

ここには過去もあるし、現在もある。もちろん、未来を予感させる何かもちゃんと入っている。入っているけど、その未来は不安定で、あやふやで、迷いながらもがきながら、遠くに一瞬見えた一筋の光みたいなものだ。それが何なのか、それは間違いのないものなのか、行ってみなければわからない。でも、そこに向かって一歩踏み出さないと何も始まらないことを、KANA-BOONは知っている。

この『DOPPEL』は今まで背負ってきた荷物を見なおして、整理したようなアルバムだ。だからといって、その背負ってきたものを捨てて前に進もうということではない。むしろ、見なおして、整理した荷物をもう一度抱えて、重いなあと思いながらも必死に一歩を踏み出す、そんなアルバムだと思う。これまでずっと彼らを応援してきた人、あなたが応援してきたKANA-BOONは変わらずにそこにいます。このアルバムでKANA-BOONと出会った人、彼らはこれまでの道のりもそこで歌ってきたものも、隠さずあなたに見せてくれます。目の前に広がっている道なき道も、今まで歩いてきた道にちゃんとつながっている、その連結点としての『DOPPEL』の輝きは、このあとたぶん出てくるであろうKANA-BOONの傑作群の中でも特別なままであり続けるはずだ。
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