MONOEYES、まっすぐにロックする理由を示したスタジオコースト初日

MONOEYES、まっすぐにロックする理由を示したスタジオコースト初日

まだ明日の東京2日目と沖縄公演を残しているが、その3公演全部がファイナルと語られていた「Cold Reaction Tour 2015」の終盤戦。ひたすらにピュアで楽しい、ロックの時間である。

細美武士が「俺たちはどこにも行かないし、たぶんお前らに新しい景色を見せることもない。でももし、俺なにやってるんだろう、ってときがあったら、いつでもお前らが来るのを待ってる」と胸熱のMCを投げかけたり、バンド内ブームらしいマスオさんのモノマネ(トディが何度やっても笑えるぐらい上手い)で楽しませたりもするのだけど、とにかく音楽そのものに、喜びの根拠が宿されている。

ノイズまみれの爆音でグッドメロディを伝え、腹の底からの大合唱と汗まみれのダンスで共有するという、ラフなのにすべてが理想的な場所に配置された音楽の体験は、もはや神秘的ですらある。それぞれに第一線でキャリアを重ねてきたMONOEYESの4人が、笑顔でその境地に立っているのだから説得力は絶大だ。

ロックそのものが、細美の口を借りて「いつでもここで待ってる」と呼びかけているような気がした。後日アップのライヴレポート書きます。(小池宏和)
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