【速報】忌野清志郎の歌が、日比谷野音に帰ってきた日

【速報】忌野清志郎の歌が、日比谷野音に帰ってきた日

今年は、命日の5月2日に映像イベントが行われて、恒例ライヴイベント「忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー」はGW終盤の週末に開催。天候も絶好のコンディションで迎えた、日比谷野音である。

上京した翌月に憧れの清志郎を失った思いも込めて、ゴリッゴリのアレンジでRCナンバーを放つ黒猫チェルシー。サポートドラマーを迎えた編成のサニーデイ・サービスは、ミドル~スロウテンポな演奏の中でも緊迫感をビリビリと受け止めさせる。昨年の曽我部ソロ出演でも思ったけど、選曲がすごい。

一方、サービス精神旺盛な選曲連発で、見事中盤の盛り上がりを担ったのはJUN SKY WALKER(S)だ。そして、今年結成30周年のシアターブルックに、ブルーデイ・ホーンズ(梅津和時&片山広明)、TOSHI-LOW、CHABOが加わる、鬼しかいないスーパーセッション。ギラッギラのマント付き清志郎コスプレも見せたTOSHI-LOW、超グッジョブである。

清志郎の歌にはすべてがあった。途方もなくロマンチックでありながら残酷なほどリアルで、痛烈な皮肉屋でありながら無限の愛を伝えるメッセンジャーだった。だから、今でも多様なアーティストたちやファンの思い入れをすべて許容し続け、こういうイベントが成立するのだと思う。

CHABOは、「曲を作ったやつは、それを聴いてもらえるのが一番嬉しいんだ」と語っていた。後日公開のライヴレポートに、がっつりと書きます。(小池宏和)
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