RO69では、刊行を記念して行われた記者会見&サイン会に潜入してきました。
音楽じゃなく、小説だからこそ表現できたものという問いに対して尾崎は、「歌詞も精一杯書いてはいたんですけど、もっと暴力的な気持ちもあるし、性的な衝動もあるので。小説には制限がないので、それだけ責任持って突き詰めていけました」、そして「最終的なゴール地点は小説だと思っていた」と続けました。
また、執筆中に関しては「音楽でうまくいかないときに書いていたので、吐き出すものとして小説に頼っていました。バンドを辞めようと思っていたんですけど、書くことで保っていましたね」と告白。
そのほか、タイトルを本名の『祐介』としたのは最後に決めたことや、次の作品については考えていないが、また挑戦したいという意気込みも聞かせてくれました。
その後、ファンとのサイン会へ。
1人1人に丁寧にサインをして渡しているのが印象的でした。
まだ『祐介』を読んでいない方は、是非本屋さんへ行って、尾崎が提案したという「自分の肉を切って見せているような色」のサーモンピンクの表紙を探してみてください!
また、RO69では『祐介』のコラムを掲載しています。
もう読んだ方も、これから読む方も必見です。
【コラム】尾崎世界観の小説『祐介』、生々しい「生きる」描写で魅せつけた計り知れない才能
http://ro69.jp/news/detail/145135
(北川)