【速報】吉川晃司@東京体育館の1日目、躍動するロックンロールにしびれる夜
2016.08.28 00:20
6月に始まった『〝WILD LIPS″ TOUR』もいよいよ東京2デイズでファイナルとなる。その1日目の公演を観てきたのだが、ただ一言、ロックンロール!と叫びたくなるような、驚くべき躍動感を感じたライブだった。吉川自身が「新しい風を吹き込んでくれた」と言っていた、今回のツアーで新たに加わった、生形真一(Gt)、ウエノコウジ(Ba)、湊正史(Dr)という3人のサポートメンバーは、奔放で強靭なギターサウンド、力強くもタイトでヘヴィなリズムでバンドに強力な疾走感を生んでいた。そして、バンマスであるホッピー神山(Key)と、菅原弘明(Key & Gt)は、ポップミュージックとしての華やかさや緻密を自在に盛り込みながら、バンドアンサンブルを見事にコントロールしていく。ボーカル(時に彼自身がハイパーなギターを聴かせながら)もぐいぐい熱量を増していき、予想以上の相乗効果で2時間半の濃密なステージはあっという間に過ぎていった。吉川晃司のまた何度目かの大きなピークを目撃したような、生命力とエネルギーに満ち溢れたライブだった。
ツアーは明日、同じくこの東京体育館で本当のファイナルを迎える。詳細なライブレポートは近々アップの予定です。お楽しみに。そして、このツアーファイナルの模様は、2016年10月16日(日)にWOWOWで放送されることも決定した。会場に足を運べなかった人はそちらもお見逃しなく。(杉浦美恵)