『逃げ恥』の胸キュンポイントをごく私的に語ります

『逃げ恥』の胸キュンポイントをごく私的に語ります - (c)TBS(c)TBS

みなさん、『逃げ恥』観てますか? TBS火曜ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』。第2話では、星野源が演じる津崎と新垣結衣が演じるみくりの契約結婚生活が、本格的にスタート。完全に「雇用する側」と「雇用される側」としての割り切ったコミュニケーションで成立していた会話が、お互いの両親を会わせたあたりから、必要に迫られた上での形式的なフランクさとはいえ、少しずつ(本当に少しずつ)感情のこもったものに変化していく様子が、もどかしくもあり可笑しくもあり。だけどこれ、本当にすごく微妙な感情の変化を表現しているわけで、特に星野源の表情の演技は、微笑ひとつとっても、回の前半と後半とでは、たぶんちょっと違うはず。

お互いの感情が、今後どう変化していくのかというところが、このドラマの要となるはずなので、微妙な機微をそれぞれが表現していくのは実はとても難しいと思うけれど、展開のちょうど良いスピード感に加え、主演ふたりの演技に不安を感じることはまったくなく、安心して物語に入り込める点が、このドラマの高い人気の理由だとも思う。もちろん古田新太や石田ゆり子、藤井隆など、脇を固める役者もすごくいい。

そして、エンディングの“恋”のイントロが流れ始めると、「ああ、もう今回はここまでか」と、残念な気持ちも少しありながら、でもやっぱり一緒に口ずさんじゃったり、「恋ダンス」も手ぶりだけ真似してみたりして、このアッパーな感じが、このドラマの雰囲気にすごく合っているなあと、改めて思う。「恋ダンス」は、すでに「踊ってみた」系の投稿動画も増えてきていて、ドラマ同様、かなりの盛り上がりを見せ始めている。ひょっとしてこれ、今年の忘年会の余興の大本命かも!? (杉浦美恵)
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