全国ツアー2本目であると同時に、2年前の同じ日にここで行ったワンマンは納得のいかない出来だった、という背景がこのバンドにはあり、つまり3人にとってはリベンジの日でもあった本日2016年12月5日。

1音目からバンドは気合い漲りまくりだったし、その熱量が空回りせず確実に聴き手一人ひとりに刺さっていたし、結果、大成功と言える出来だったと思う。ツアー中のため詳細は書けないけど、特に、椎木が2年前の自分に対する言葉を立て続けに吐きまくった場面には鬼気迫るものがあったし、正直鳥肌立ちまくりました。

「今」だけを鳴らし続けてきたバンドがその心に引っかかっていた「過去」に自らけりをつけ、それにより「続ける」ことの意味とさらなる「未来」への渇望感を確かめた。約半年後、このツアーが終わる頃には、もっともっとカッコいいバンドになっているはず。彼らなら、絶対に。

そんな本日の模様は『ROCKIN'ON JAPAN』2月号にて、ライブレポートとして改めてお届けいたします。お楽しみに！（蜂須賀ちなみ）