AIR JAMの福岡から渋谷に戻ってオーチャードホールへ直行。「Kalafina with Strings Christmas Premium LIVE TOUR 2016」のファイナル！

バンド編成のアグレッシブなステージとともに、今やKalafinaのもうひとつの軸となりつつある、ストリングス＆ピアノのアコースティックスタイルでのライブシリーズ「Kalafina with Strings」。

ただでさえ完璧なハーモニーを響かせるWakana／Keiko／Hikaruの歌が、弦楽器の音色と共鳴し合いながら、コーラスの美の極致を描き出していく。音楽はここまで神秘に迫ることができる――という不朽の冒険心を、何のギミックもない3人の歌が確かに物語っている。

今春にもアコースティックツアーを回っているが、クリスマスシーズンに行われるKalafinaのアコースティックライブはまた特別。

聖歌やクリスマスソングのカバーなども交えながら展開されることで、Kalafinaの楽曲のアコースティックバージョンと聖歌との境界線がどんどん無効化されていって、すべてが聖なる高揚感で包まれていく。

去年も同じ場所でこのクリスマスライブを観たが、アコースティック編成越しの自分たちの歌の響きをより深く強く全身で呼吸し謳歌していることが、3人の表情からも伝わってきた。

来春には新たなツアー開催も決定、さらに前進し続けるKalafina。3年連続出演となるCOUNTDOWN JAPAN 16/17のステージも今から楽しみだ。

会場を出たら渋谷はもうイブ一色でした。メリークリスマス！（高橋智樹）