FOXES＠duo music exchange

昨日、フォクシーズの３ヶ月ぶりの来日公演を観た。
普段からハスキー・ヴォイスのフォクシーズことルイーズだが、MCの声も一際しゃがれていて（しかもMCの数が前回のショウケースに比べてかなり減っていたような）、恐らく体調がそれほど良くなかったように思えた。
しかし彼女の歌声にはまったく遜色なし。
”ユース”、”グロリアス”、”ホールディング・オン・トゥ・ヘヴン”、”クラリティ”、”レット・ゴー・フォー・トゥナイト”に加えてファレル・ウィリアムスの“ハッピー”の超メランコリックなカヴァーなども披露した最高のセットリストをがっつりこなしていた。
ライヴ自体は１時間弱と、わりとあっさりしていたけど、印象的だったのは、客電が上がってからも、絶えることなかった観客のコールに応えて再びステージに出てきては、"You're so lovely!!"と連発しながら、プレゼントを受け取ったり、撮影に応じていたりしたこと。
このときの声もかなり苦しい感じだっただけに、本編におけるプロフェッショナリズム、そしてこのサービス精神にはなおさら感動した。
さすが、現在、音楽界にもっとも愛されているシンガー。
会うたびにそうだが(http://ro69.jp/blog/rockinon/103561、http://ro69.jp/blog/rockinon/103776)、はい、昨日もやられちゃいました。（内田亮）

photographs by Chieko Kato