上のトレイラーを見た時から、早く本編が観たくてたまらなかった、ダムドのドキュメンタリー映画。ついに日本での公開が9月に決まった。
気になっていた邦題は……『地獄に堕ちた野郎ども』 。やっぱり？


ちなみに原題は、『The Damned: Don't You Wish That We Were Dead』。
なぜこんなことになるかというと、77年のファースト・アルバム『Damned Damned Damned』の邦題が『地獄に堕ちた野郎ども』だったからなわけで。
まあ、もとはと言えば、ルキノ・ヴィスコンティの映画『地獄に堕ちた勇者ども』（英題: The Damned(Götterdämmerung)）からきていると思われますが。

「ロンドンパンク史上初レコード発売！最速解散！最速再結成！まだ現役！」というプレス・リリースのコピーに思わず笑ったが、
ピストルズ、クラッシュと並ぶ、三大オリジナル・パンク・バンド、ダムドは、ご存知の通り1976年に、ピストルズよりも早くレコード発売し、解散も再結成も早かった。

日本では他の２バンドと比べていまひとつ存在感が薄いのが残念だが、今見ると逆にすごくおしゃれでカッコイイバンドだと思う人も多いはず。
しかもピストルズとクラッシュの映画は色々あるが、ダムドの映画はこれが初。
この機会に絶対に観てほしい！
監督は、『極悪レミー』のウェス・オーショスキーで、本編にはレミーも登場する。
DAMNEDDOC.JP http://damneddoc.jp/

ちなみにロッキング・オン６月号、パンク特集では貴重なダムドのデイヴ・ヴァニアン（vo）インタヴューを掲載していた。
19歳で墓掘りの仕事をしていたデイヴがいかにして、ダムドのヴォーカルになったのか、や
シド・ヴィシャスがダムドのヴォーカルになっていたかもしれないオーディション話、
キャプテン・センシブルが以前は別名イーツ（食いしん坊）と呼ばれていた、
など面白すぎるエピソードをリアルに語っている必読インタヴューです！（井上貴子）

豪華出演者は以下のとおり。
THE DAMNED
（キャプテン・センシブル、ラット・スキャビーズ、デイヴ・ヴァニアン、ブライアン・ジェイムス、ローマン・ジャグ、ブライアン・メリック、ポール・グレイ）/
デイヴ・ガーン (Depeche Mode)/フレッド・アーミセン (俳優/ミュージシャン)/ミック・ジョーンズ(The Clash)/
レミー・キルミスター(Motorhead)/イアン・マッケイ(Minor Threat/Fugazi)/ビリー・アイドル/ジェシー・ヒューズ (Eagles
of Death Metal)/クリッシー・ハインド (The Pretenders)/ニック・メイスン (Pink
Floyd)/グレン・マトロック (Sex
Pistols)/キース・モリス (Black Flag, Circle Jerks, OFF!)/クリス・ステイン (Blondie)/
ジェロ・ビアフラ (Dead Kennedys)/ゲイ・アドヴァート (The Adverts)/クレム・バーク (Blondie)/ジャン=
ジャック・バーネル (The Stranglers)/ルー・エドモンズ (P.I.L./The Damned)/スティーヴ・ディグル
(Buzzcocks)/ジャック・グリシャム (T.S.O.L.)/チャーリー・ハーパー (U.K. Subs)/デクスター・ホーランド (The
Offspring)/ジム・ジョーンズ (Jim Jones Revue)/ドン・レッツ (映画監督/ミュージシャン)/ジョン・モス (Culture
Club/The Damned)/バズ・オズボーン (The Melvins)/TVスミス(The Adverts)/ジミー・アシュハースト