グリーン・デイを筆頭にアメリカのポップ・パンクに多大な影響を与る一方で、ゴス~ニューウェイヴにも大きな影響を与えたダムド。この2面性は、キャプテン・センシティヴと、デイヴ・ヴァニアンという真逆のキャラの違いが大きくて、そこもまた楽曲と並んでダムドの大きな魅力とも言える。
公開中のドキュメンタリー映画『地獄に堕ちた野郎ども』では、その辺(トイレ・ブラシVS吸血鬼)も描かれている。素晴らしく面白く、せつない映画で、ぜひおすすめ。
日本のツアーで新幹線移動する様子も見れます。
ちなみに、3rd『マシンガン・エチケット』(79年)と4th『ブラック・アルバム』(80年)、日本盤LPを再現した紙ジャケも現在発売中です。
唯一、オフィシャルで公開されている映像は、センシブルがいない時代のもろにゴス~ニューウェイヴに走った“エロイーズ”。
ダムドのヴォーカルのオーディションに、シド・ヴィシャスが来るはずだったが当日現れなかった、というのは有名な話だが、もし現れていたらパンクの歴史はどうなっていたんだろう…という、してもしかたのない妄想を映画を観ながらやっぱりふと考えてしまった。
そんな歴史をデイヴ・ヴァニアンが語った貴重なインタヴューは、下記に掲載。
(井上貴子)