ピンク・フロイド、前代未聞の27枚組ボックス・セットが11月に登場! こ、これは凄すぎる‼

ピンク・フロイド、前代未聞の27枚組ボックス・セットが11月に登場! こ、これは凄すぎる‼
うわああああ! これはすごい! ピンク・フロイドのアーカイブ・コレクションとしては過去最高、超レア音源・映像による27枚組限定ボックス・セット『The Early Years 1965-1972』が、11月11日にリリースされることが発表された! まずは、この映像を見よ!

ロジャー・ウォーターズ、リック・ライト、ニック・メイスン、シド・バレットがロンドンの建築学校で出会った頃から、シド・バレットが脱退し、デヴィッド・ギルモアが加入するまでの初期フロイド物語を、時系列で全7巻の書籍形式のパッケージとして収録されているというこのボックス。

12時間33分、130トラックからなる音源(未発表音源・アウトテイク・デモ音源・テレビ音源・BBCでのセッションなど7時間分の未発表ライヴ音源とともに20以上の未発表音源)と、
15時間超の映像(5時間分以上に及ぶレアなコンサート映像、長編映画他)。しかも入念なプロデュースを経て、新たなサウンド・ミックスが施されているそう。

日本のファンにとって特に嬉しいのは、初来日公演となる71年8月箱根芦ノ湖畔で行なわれた伝説のフェス「箱根アフロディーテ」出演時の「原子心母(Atom Heart Mother)」の幻のライヴ映像が45年を経て公開されていることだ。

『夜明けの口笛吹き』から『ウマグマ』まで、約20年ぶりのアナログ復刻プロジェクト第一弾を7月6日にリリースしたばかりなのに、こんな凄いアイテムが控えていたとは……。

レプリカのジャケットに納められた7インチ・アナログ・シングル、貴重なコレクタブル・グッズなど特典も入っていたりと、盛沢山すぎて書ききれないので、詳細は、オフィシャルにて。
http://www.pinkfloyd.jp/artist/PinkFloyd/info/470980


またボックス・セットからのハイライトを収めたCD2枚組アルバム『The Early Years –CRE/ATION』も同時発売となるそうなので、ボックスに手が届かない人も安心です。

でも、一度はボックス・セットの実物を拝んでみたい…。(井上貴子)

収録曲はこちら
http://www.sonymusic.co.jp/artist/PinkFloyd/info/470980


ボックス全7巻の内容はこちら
●第一巻:1965-1967 CAMBRIDGE ST/ATION (ケンブリッジ駅)
EMI契約前のデモからアルバム未収録ヒット・シングル、関連トラックまで、シド・バレット在籍時代をカバーする第1巻。新たにミックスを施された「Vegetable Man」と「In the Beechwoods」といった未発表音源や、BBCセッションでの録音もフィーチャーされている。また、1967年にストックホルムで行われたコンサートの未発表録音のテープを発掘し収録。
DVD/ブルーレイには歴史的なテレビ出演音源に加え、ピンク・フロイドの私蔵映像も収録される。

●第二巻:1968 GERMIN/ATION (germination=発芽)
シド・バレット脱退直後、ピンク・フロイドが引き続きシングルの曲作りをしながら、同時によりインストゥルメンタルを重視した独自のスタイルを発展させていった時期を探求している。アルバム未収録のシングルや、最近発見されたロサンゼルスのキャピトル・レコーズのスタジオでのセッション音源、BBCセッション他のトラックが収録されている。
DVD/ブルーレイには最近復刻された「青空のファンタジア(*Point Me At The Sky)」のプロモ・クリップ、海外でのテレビ出演時の映像、さらには他のテレビ番組からの楽曲の音源のセレクションが収録されている。

●第三巻:1969 DRAMATIS/ATION (dramatization=戯曲化、脚色)
1969年、ピンク・フロイドは夢想、覚醒、その他の活動からなる24時間をテーマとした「The Man」と「The
Journey」の2部からなるコンセプト・ライヴ・プロダクションを発表した。その形式ではリリースされなかったものの、一部の曲はサウンドトラック『モア』やアルバム『ウマグマ』に使用されている。本巻は「The Man」と「The Journey」のツアーに遡り、アムステルダムでのライヴ音源やロンドンのBBCで行なわれた演奏を取り上げているが、映画で使用されたもののサウンドトラック『モア』には収録されなかったボーナス・トラックや、ハーヴェスト(Harvest)・レーベルのサンプラー『ピクニック』に収録された「エンブリオ」の初期バージョンのようなアルバム未収録曲も含まれる。

映像マテリアルにはアンソニー・スターン監督による、ロイヤル・フェスティヴァル・ホールで行われた「The Man」「The Journey」の20分に及ぶリハーサル映像が収録される。収録曲は「Afternoon (Biding My Time)」、「The Beginning (Green Is The Colour)」、「Cymbaline」、「Beset By Creatures Of The
Deep」、「The End Of The Beginning (『神秘 [A Saucerful Of
Secrets]』の最後の部分)」の他、同年に行われたライヴ映像など。そして、ベルギーで行われたピンク・フロイドのライヴ・ステージにフランク・ザッパが飛び入りで共演した「星空のドライヴ」を収録している。

●第四巻:1970 DEVI/ATION(deviation=逸脱、偏向)
1969年暮れと1970年初期、ピンク・フロイドはミケランジェロ・アントニオーニの米国社会に対する新たな見解を描いた映画『砂丘』への提供曲の録音とミックスを行った。3曲がサウンドトラック・アルバムに収録され、さらに4曲が1997年に発売された同作のエクスパンデッド・エディションに収録されている。ピンク・フロイドの作品には一切収録されたことがなかったが、本巻には『砂丘』の音源をリミックスしアップデイトした音源がまとめられている。同年、ピンク・フロイドはロン・ギーシンとのコラボレーションによる『原子心母』により初の全英No.1を獲得した。本作にはオーケストラや合唱団との共演によるBBCでの初演時の音源が収録されるほか、『原子心母』の4人のメンバーだけの初期スタジオ・ヴァージョンも収録されている。更にDVDにはオリジナルの4チャンネル・ステレオ・ミックスが収録される。

映像マテリアルにはサンフランシスコのケーブル・テレビ局KQEDで行われた、まる1時間に及ぶピンク・フロイドのライヴ映像、『原子心母』の歴史的パフォーマンスの抜粋、フランス南部で行われたサン・トロペ・フェスティヴァルをフランスのテレビ局が取材した際の映像などが含まれる。

●第五巻:1971 REVERBER/ATION (reverberation=残響)
1971年、ピンク・フロイドはアルバム『おせっかい』を録音した。アルバム片面を占める「エコーズ」は『狂気』の起源となった曲でもあり、ピンク・フロイドの作品群においても歴史上重要な曲のひとつとして捉えられている。本巻には「Nothing」から「Return Of The Son Of Nothing」まで展開していく「エコーズ」プロジェクトの制作過程でのオリジナル・デモ音源の一部や、同時期のBBCセッション音源が収録される。

オーディオ・ヴィジュアル・マテリアルには「エコーズ」の4チャンネルによる未発表オリジナル音源の他、ローラン・プティとマルセイユ・バレエ団と共演した楽曲を含む、1971年に行われたライヴ音源が含まれる。そして、ピンク・フロイドの初来日公演である1971年8月に箱根の芦ノ湖畔でおこなわれたフェス“箱根アフロディーテ”出演時のライヴ映像「原子心母」も収録されている。

●第六巻:1972 OBFUSC/ATION (obfuscation=曖昧化)
1972年、ピンク・フロイドはパリの北にあるエルーヴィル(Hérouville)へ向かい、町のシャトー(城)に設置されたストロベリー・スタジオでレコーディングを行なった。2週間という特筆すべき期間の間に、彼らは最も一体感の強い作品のひとつである『雲の影』を録音した。バーベット・シュローダー監督の映画『ラ・ヴァレ(La
Vallée)』のサウンドトラックである。本巻のCDに収録されている『雲の影』は新たに2016年にREMIXされたもの。1972年には『ピンク・フロイド・ライヴ・アット・ポンペイ』がリリースされた。エイドリアン・メイベン監督による、ポンペイの歴史的なローマ帝国時代の野外音楽堂で行われた、無観客でのライヴ映画である。

本巻の映像マテリアルには映画『ライヴ・アット・ポンペイ』の演奏を新たに5.1オーディオ・ミックスに編集したものや、同時代にフランスのテレビ局で収録された映像、1972年6月にブライトン・ドームで行われた演奏、ローラン・プティのバレエ団との共演映像などが含まれる。

●第七巻:BONUS CONTINU/ATION (Exclusive to ‘The Early Years 1965-1972’ box set) (continuation=継続)
CD/DVD/ブルーレイのボーナス・パッケージには初期のBBCラジオ出演時セッション、映画『ザ・コミッティー』のオーディオ・トラック、1969年のNASAによる月面着陸生中継時のサウンドトラックとしてピンク・フロイドが提供した音源などが収録される。オーディオ・ヴィジュアル・マテリアルには長編映画『ザ・コミッティー』、『モア』、『ラ・ヴァレ』の3本収録される他、ライヴ映像やフェスティヴァルでの演奏も収録される。

●PINK FLOYD『THE EARLY YEARS 1965-1972』
2016年11月11日発売 700セット限定 輸入盤Only 27枚組Box Set(特典:7インチ・アナログ・シングル5枚、貴重なコレクタブル・グッズetc)

★ソニー・ミュージックジャパン 限定特典 <日本語翻訳ライナーノーツ封入>
※ソニー・ミュージックジャパンインターナショナルから出荷される商品にのみ封入される特典(日本製作)

★輸入盤のため、販売店により価格が異なります
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