［Alexandros］のゲストとしてブロッサムズが出演、と発表された時から、楽しみにしていた人もきっと多いと思う。
UKギター・ロック／インディ・サウンド直系のディープなDNAを受け継ぎながら、今、時代が求めるポップをアグレッシブかつ華やかに爆発させる、という意味で、国は違っても深い共演性を感じさせるバンドだから。
あと、オアシス=マンチェスターの匂いも！

ともにサマソニに出たばかり。

ブロッサムズは、アルバムからイメージされるグラマラスなギラつきよりも、サイケなグルーブ感と、アデルを蹴落としてiTunes売り上げ1位となったメロディのよさ・歌心を強く感じた。“At Most A Kiss”やイアン・ブラウンのお気に入り“Charlemagne”を筆頭に、色んなタイプのキラー・チューンがあって、どれも魅力的だから、早くワンマンでじっくりライブが観たいと思う。
ファースト・アルバム『ブロッサムズ』も、めでたくUKチャート1位に！ まだの方はぜひチェックを。

［Alexandros］にとっても、フェスの間のこの日ライブは特別で、生中継されることも話題になっていた。
明日発売される新曲“Swan”はもちろん、その収録曲である“Nawe,Nawe”がアンコール1曲目。ちょうど今上映中の『ターザン:REBORN』の日本語吹替版主題歌でもある。個人的にも先週観に行った（字幕版でも流れてました！）ばかりだったので、象やライオンが駆け抜ける壮大なアフリカの風景が、フロアに広がっていくようなスケールを感じた。

そこからの、ブロッサムズのトムを招き入れてのオアシス“ワンダーウォール”！ 川上洋平のアコギ演奏で歌うトム、という超貴重なパフォーマンス…。
いつか海外に出て行きたい、と川上がMCで語った夢が、終わったあとも強く印象に残った。今度は、ぜひマンチェスターで一緒にオアシスを歌って、生中継してほしい！（井上貴子）