ロックのかっこいいところ、美味しいところを、キラキラと走馬灯のように見せてくれる、プライマルの魅力がぎゅっと詰まった美味しいライヴだった。
今年6月、ボビーがツアー中にステージから落下して、脊髄骨と頭蓋骨にひびが入ったというニュースを聞いた時は来日公演も発表されたばかりだったこともあり本当にびっくりしたけど、
それだけに今日、こんなにかっこいいライヴが生で観れたことは本当に幸せだった。
赤いスーツ姿のボビーは、やっぱりはんぱなくかっこよかった。
新作『カオスモシス』というアルバムは、色々なエモーションを表現したかった、と本人は語っているが、それは今日のライヴでも感じられた。
2013年の来日ツアー中にこの曲のサビを思いついたところから、アルバムを作るきっかけとなった、という“WHERE THE LIGHT GETS IN”を筆頭にに、“(FEELING LIKE A )DEMON AGAIN”や“100% OR NOTHING”など『カオスモシス』からの楽曲と、
往年の代表曲が非常にバランスよく配置されたベスト選曲で、
踊って歌ってフロアはもう、みんな大満足!
あっという間に終わって、ちょっと物足りないぐらいだったけど、ファンのツボをついたとてもいいライヴだった。
『カオスモシス』で余韻に浸りつつ、
『ボビー・ギレスピーが好きな曲を選んだら、うつろな日曜の朝みたいになっちまった…』