ファースト・アルバムである前作が全英1位!というプレッシャーをものともしない、全曲捨て曲なしの頼もしい作品。ワーキング・クラス出身のUKインディ・ギター・サウンドへの矜持を持ちつつ、ポップなエレクトロニック・サウンドの魅力も華やかに開花している。
この時代にふさわしい、UKアンセムを鳴らしているバンドだと思う。
現在発売中のロッキング・オンのインタヴューでは、
よりエレクトロニック色が濃厚になった理由について、
さらに「リアムとノエルどっちか選ばなきゃならないとしたら、どっち?」という究極の選択について、
児島由紀子さんが突っ込んだ。
さて、彼らはこの難問にどう答えたのか?
ブロッサムズのオアシス好きは、様々なイベントでオアシスの曲をカヴァーしていることからもよく知られているが、
ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズの今回のヨーロッパ・ツアーのサポート・アクトに抜擢され
(ノエルのライヴの様子はこちら)→ https://rockinon.com/blog/kojima/175666
また、リアムには以前「俺のソロ作用の新曲を書いてくれ」と頼まれたそう。
その時の具体的なエピソードも、インタヴューで語ってます。
ちなみにこの〝 There's A Reason Why (I Never Returned Your Calls)〟 のMVは東京で撮影された。
とバンドは語っている。「東京のストリートをカメラで追われて歩き回るのは最高で、
ストックポート出身の5人組を一日中ザ・ビートルズみたいな気分にさせてくれたよ」
「日本でのミュージック・ビデオ撮影はずっと望んでいたものだった。
僕らは日本に何度か行ったけど、初めて行った時から心を奪われていた。
だから、海外のどこかで撮影したいなと思ったときは、絶対に“東京”だったんだ」
ビートルズの『ア・ハード・デイズ・ナイト』から影響を受け、幼馴染であるバンドの仲間意識をカメラに収めたかったのだそうだ。
個人的には、ソフィア・コッポラ監督映画『ロスト・イン・トランスレーション』も彷彿とさせられにやりとした。
そして、新作をひっさげての来日が待ち遠しくなる……。
ブロッサムズのインタビュー記事は「ロッキング・オン」6月号に掲載中。
ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
ブロッサムズ『クール・ライク・ユー』 発売中
1.There’s A Reason Why (I Never Returned Your Calls) / ゼアズ・ア・リーズン・ホワイ
2.I Can’t Stand It / アイ・キャント・スタンド・イット
3.Cool Like You / クール・ライク・ユー
4.Unfaithful / アンフェイスフル
5.Stranger Still / ストレンジャー・スティル
6.How Long Will This Last? / ハウ・ロング・ウィル・ディス・ラスト?
7.Between The Eyes / ビトゥイーン・ジ・アイズ
8.I Just Imagined You / アイ・ジャスト・イマジンド・ユー
9.Giving Up The Ghost / ギヴィング・アップ・ザ・ゴースト
10.Lying Again / ライイング・アゲイン
11.Love Talk / ラヴ・トーク