ビリー・アイリッシュ表紙号、手にとっていただけたでしょうか。
他の号とはまた違った、作っている時のゾクゾク感が
手にとってくださった方にも伝わっているのではないかと思います。
「ビリー・アイリッシュって何者?」、「ビリー・アイリッシュってなんで有名なの?」というビリー初心者から、「ビリーのことなら何でも知っていますよ」というビリー猛者まで、幅広く楽しんでいただける内容です。
ここでは、その内容を少しだけ紹介したいと思います!
●新作徹底予想!
実の兄でありプロデューサーのフィニアスが「ビリーの人生の物語の続き」と語る新作『ハピアー・ザン・エヴァー』。残念ながらアルバム全曲を聴くことは叶いませんでしたが、すでに発表されていた4曲について、ビリーが各メディアで語っている内容を集約し、新作がどういったものになるのかを徹底予想! とにかくビリー自身がこの作品を愛していて「世界中の人がこの作品を好きじゃなくてもいい」と発言するほど……7/30が待ちきれない!
● ビリー・アイリッシュ進化論
ロッキング・オンでは、これまでにデビュー作『ホエン・ウィ・オール・フォール・アスリープ、ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー?』(2019年)にまつわる数多くのインタビューを掲載してきました。この作品が世界に与えたインパクトの巨大さや、ビリーを世紀のポップ・アイコンに伸し上げたのは言うまでもありません。
ただ、強大なパワーを得たビリーが、その力をどのように使い、それがどのように世界に影響を与えてきたのか。これまでトピックごとに取り上げてはいたものの、まとまったテキストはありませんでした。
ここではデビュー・アルバム以降、彼女の行動とメッセージをめぐる「決定版 ビリー・アイリッシュ進化論」を展開しています。
●2019年、秘蔵インタビュー
日本では初出の、2019年ツアー中にパリで取られたインタビューを掲載。「大人ってたまにクソみたいに頭わるい」と発言する17歳のビリー。「想像してみてよ、前の住人が家を出ていくときに、新しい住人に壁を何色に塗るべきかを命じるってどうなのか。私が60歳になったら、17歳の子にとって何が一番いいか、知ってるふりさえしないと思う」と先行世代への怒りを的確な表現を用いて言い表します。言葉の端々からそのカリスマ性を感じられるインタビューです。
●写真集『ビリー・アイリッシュ』徹底レビュー
母親のお腹にいた頃からコロナ禍で子犬の里親になるまで、約500枚という膨大な数の写真をひとつひとつセレクト、レイアウトまでビリーがディレクションした写真集『ビリー・アイリッシュ』が、昨日7/15に発売されました。
ビリーと両親が、この写真集を見ながらそれぞれの思い出を語るオーディオ・ブックもリリースされていて、8月号ではその発言を拾い上げることで見えてくる、「ビリー・アイリッシュの本質」に迫ります。
常にその存在をアップデートさせ、存在感を強固なものにしていくビリー・アイリッシュ。2021年、現時点での「ビリー・アイリッシュ第二章」を、あなたの目で目撃してください。(前田侑希)
ビリー・アイリッシュが表紙の『ロッキング・オン』8月号は絶賛発売中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。