「今回のコンセプトは、愛が魂を高揚させる旅。前作は痛みや傷心を表現することだったけど、今作は、『人生で何くよくよせずに突き進む!』っていう、今のモードを反映させた」
UKのプロデューサー・ユニット、ジャングルが最新アルバム『ラヴィング・イン・ステレオ』をリリースする。今作には、現在ソーの一員としてシーンを席巻中のインフローを筆頭にラッパーや気鋭シンガーが制作に参加。
「自分たちが作った中でもすごくエネルギーに溢れた、テンポのいい鮮明なサウンド」。そう語る片割れのトム・マクファーランドの言葉通り、ファンクやソウル、ディスコのグルーヴにダブ/レゲエやクラウトロックのプロダクションが彩りを添える今作は実に多彩。そしてコロナ禍の不安を振り払い、ダンスフロアに熱気を取り戻すような高揚感に溢れた肯定的なムードが印象的だ。来月には本国〜アメリカを回るツアーを開始予定の彼らに話を聞いた。(天井潤之介 )
ジャングルの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』9月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。