現在発売中のロッキング・オン11月号では、ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(OPN)のインタビューを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。
「“Krumville”の前半部分は、AIに作らせた失敗作なんだ。
スマパン風のものを狙っていたんだけど、うまくいかなくて、この夢見るようなエコーの嵐が発生した。
でもそこが僕は気に入った」
●前作『マジック・ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー』のときにもインタビューさせてもらったのですが、パンデミックということもあって内省的なモードだったと話されていたのが印象的でした。『アゲイン』における「観念的自伝」というアイデアも内省的なモードから出てきたのでしょうか?
「すべては繋がっているのだから、そういうところもあるかもしれないけれど……ただ、あえて言うなら『マジック〜』は比較的“小さい”作品なんだ。家内工業的なアルバムというか、自分でコツコツ作ったものだった。エンジニアリングも自分でやったしね。そうやって、まったく急がずに、『何かやりたいな』っていう自分の気持ちだけで作ったアルバムなんだ。それが『マジック〜』なんだ。それと比べると、今回のアルバムは、前回やりかけで棚上げにしたものを改めて持ち出して作ったレコードなんだ。こっちのほうがずっと壮大な作品になっている」
●AIについてはどう考えていますか? 本作を聴いて、記憶や観念に対する言及が多いと感じました。両者の間に何か関係があるのかな、と思ったのですが。
「それはあるね。ただし、AIは嫌いなわけじゃなくて、むしろ好きなんだ。意図したとおりに機能していないときはね。でも、AIの性能が良くなって、言われたことをきちんとやれるようだと、嫌になる。だからこれからはどんどん嫌いになるだろうね。でもいまのところは、どちらかと言うと好きだな。熱烈に愛しているわけではないけれど、興味深いツールというふうに考えている」
(以下、本誌記事へ続く)
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