マネスキン、2024年もロックの主役は譲らない! サマーソニックへのヘッドライナー出演の彼ら、結成から現在までの栄光のすべてを綴る決定版ロングドキュメント

rockin'on 2024年5月号 中面

現在発売中のロッキング・オン5月号では、マネスキンのロングドキュメントを掲載!
以下、本インタビューの冒頭部分より。



「マネスキン結成前、私はダミアーノと一緒にパンクバンドをやっていた。
でもマジでクソ野郎だったから、叩き出してやった。
『バイバイ、色男!』って言ってね」(ヴィクトリア)


23年1月、ローマにある、がらんとした殺風景なホテルで、マネスキンのメンバーは再始動した。イタリア出身で、瞬く間にロック界のスターダムに上り詰めたこの若き4人は激動の1年を経て、つかの間の休みをとっていたのだ。
 
22年、マネスキンはザ・ローリング・ストーンズのオープニングアクトを務め、グラミー賞で最優秀新人賞にノミネートされ、「この25年で最大のヒットメーカー」の称号を持つ売れっ子プロデューサー、マックス・マーティンと組んで作曲、レコーディングに励み、コーチェラ、ロラパルーザ、ロック・イン・リオ、グローバル・シチズンといったフェスをはじめ、世界でも最大クラスのステージを華々しく飾った。さらに7月にローマで行われた凱旋コンサートでは、古代ローマ時代に戦車競争が行われた競技場、チルコ・マッシモで、7万人以上の観客を前にパフォーマンスを披露した。ちなみにこの競技場は、メンバーのうち3人がバンドを結成したころに通っていた中学校から、わずか数キロの距離にあり、まさに地元だ。
 
だが、何より特筆すべきは、マネスキンが、これほどのブレイクを遂げたアーティストとしては、近ごろでは極めて稀な王道のロックバンドだという点だろう。しかも、世界で活躍するロックアーティストを生み出してきた前例がほとんどない国、イタリア出身だという点も、このサクセスストーリーを並外れたものにしている。

「ある瞬間から、話の中身がガラッと変わった」と語るのは、24歳のボーカル、ダミアーノ・デイヴィッドだ。ほかのメンバーと同様に、彼も取材に対してはイタリア語で対応する。「『なぜ俺たちは、何者にもなれないんだろう?』って言っていたのが、『俺たちに達成できないものはない!』ってなったんだ」
(以下、本誌記事へ続く)



マネスキンの記事の続きは、現在発売中の『ロッキング・オン』5月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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