ザ・ルーツを観る

ザ・ルーツを観る

何度も書いているが、とにかくこのバンドの音が好きだ。今のポップ・ミュージック・シーンで最も重要なバンドだとは主張しないが、エリカ・バドゥとルーツは自分的に凄くツボ。だからこのライブも楽しみだった。
クエストラヴはこの日の朝に日本に来るというハード・スケジュールだったようだが、そんなことを感じさせないエネルギーに満ちたパフォーマンスを観せてくれた。
しかし、ルーツを観るといつもハコバン感を強く感じるのだが、今回もそうだった。
「ジャングル・ブギ」からツェッペリンまで何でもやってしまうのは、とても楽しいけど、オリジナルを僕はもっと聞きたかった。
アメリカでは、まさにTVのハウス・バンドをやっていて、そこからコステロとのコラボも生まれた。ある意味、それがこのバンドの魅力であるのは十分に分かっているのだけど。しかしラスト30分の盛り上がりは凄かった。ライブ・バンドとしての腕力に聞く側が振り回される気持ち良さがあった。
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