Arcade Fireをフジロック'14で観た!

Arcade Fireをフジロック'14で観た!

もう最初からフィナーレか?っていうぐらいの異常なテンション、多幸感。
予想はしていたが、その予想をも超える最高のステージだった。

ダンスミュージックによってアーケイド・ファイアは変わった。
初期のあの過剰なエモーションとエネルギーの行き場は、「サバーブ」という行き先(原点)に到達した以上もう他へは行き先はなかったはずだが、ダンスミュージックと「リフレクター(反射する者・物)」という概念に出会ったことで彼らはその先へ突破することができたのだ。
その感動がステージ上から客先に洪水のように流れ込んでくる。

リフレクターとして自分達と世界を捉えることで、主体の重さから解放されてどんなエモーションもメッセージも放つことができる。(鏡が何だって映せるように)。
そして、ダンスミュージックは、無限の許容力を持つ究極の音楽のフォーマットだ。(踊る肉体ほど優れた情報処理メカニズムはないのだから)。

こうした屁理屈のような理屈が、目の前で音楽となって、エンタテインメントとなって提示されたのだ。

近年のベストアクトと言って間違いないと思う。
幸福な1時間40分だった。
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
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