バンプ・オブ・チキンの日産スタジアム・ツアー・ファイナルを観た。新曲"アリア"も聴いた

バンプ・オブ・チキンの日産スタジアム・ツアー・ファイナルを観た。新曲"アリア"も聴いた

バンプ・オブ・チキン、初のスタジアム・ツアーの最終日、日産スタジアム。
このツアー、僕はナゴヤドームと今日とで2回観ることができた。
そして強く感じたのは、ライブツアーなのにまるでお祝いのような喜びに溢れている、ということだ。

初めてのスタジアムツアーだから、というだけではないだろう。
20年かかってバンプ・オブ・チキンが一つ一つ開けてきたたくさんの扉がすべて開いたような自由があって、
その自由な空間の中に音楽が溢れ、メンバーも楽しそうに振る舞って、僕たち観客も感覚を解放することができる、
そんなツアーだったと思う。
つまり、音楽そのものに祝祭感が満ち溢れていた。

バンプ・オブ・チキンの音楽は1人の人間と1人の人間の切実なコミュニケーションだが、
その本質を変えぬまま、数万人を高揚感と幸福で包み込む祝祭感を持ち得たのは素晴らしいことだと思う。
そうした音楽の充実こそが、様々な映像や演出を自然に求めたのだと思う。
その到達点がスケール感も含めて見事に表現されていた。

本編終盤の「ray」、「虹を待つ人」、「Butterfly」の3曲連打での光景は、
これまで見たことのない2016年の新しいバンプ・オブ・チキンの姿、そして光景だった。
新曲「アリア」も、高揚感に満ちた非常にいい曲。
素晴らしいファイナルだった。
山崎洋一郎の「総編集長日記」の最新記事
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