サカナクション ツアー最終日@札幌
2009.03.21 21:41
まさに油が乗ったサカナ。
ツアー序盤戦とは比べものにならないぐらいハイテンションなライブだった。
ロックと文学とダンスミュージックの融合。それが山口一郎がサカナクションに設定したコンセプトだが、
それだけだと文学的で青臭くなってしまう。
ところが今回のツアーでの彼らの音楽はとてもセクシーだった。ダンスミュージックの野性的なセクシーさを放っていた。
草刈のベースがそのセクシーさを支えている。
草刈姉さんがセクシーな人かどうかは僕はあまり詳しくしらないが、彼女のベースはとてつもなくセクシーだ。ただ上手いだけではなくて、ベース・ラインに乗って彼女の丸ごとすべてが耳や体に入り込んでくる、そんなセクシーさ。
例えば矢野顕子さんの歌のように、全然エッチじゃないのにセックス以上に生々しいやり取りが行われているようなセクシーさ。
サカナクションの誠実さが空回りしないでキモチイイものであるために、
草刈姉さんのベースは絶対不可欠なものだ。