レッド・ツェッペリン×ロッキング・オンが実現! 50周年アニバーサリーへのさらなる展開を予感させる「プレイリスト企画」で楽しもう!
2019.04.03 07:00
去る1月をもってデビュー・アルバムの発売から満50年を迎えているレッド・ツェッペリン。そうした祝祭的タイミングに訪れるのは、なにも新たな高額商品登場のニュースばかりではない。このアニバーサリー到来に伴い、レッド・ツェッペリン・プレイリスト・ジェネレイターなる新たなプログラムが2月下旬より開始され、話題を集め始めている。これは要するに、彼らの既存音源を用いてプレイリストを作成して楽しめる、というものなのだが、いわゆるオリジナル・アルバムのみならず、ライブ盤や各作品のデラックス・エディションにしか収録されていなかった楽曲も選択可能になっている点が最大のポイントといえる。しかもそうしてリスナー自身のセレクトによりプレイリストを作成すると、このジェネレイターはカスタムメイドのジャケット画像まで作ってくれ、その画像をSNS上でシェア可能といった、とても今日的な楽しみ方が盛り込まれたものになっている。
さらに至れり尽くせりなのは、「こんなプレイリスト、作ってみました」と先陣を切って公開し、マニアックな自己主張をしながらも幅広い層に向けてヒントを与えてくれているアーティストたちがいることだ。すでにジャック・ホワイト、ロイヤル・ブラッド、メキシコの国民的バンドであるマナの作成によるプレイリストが先を争うかのように公開されており、この記事が目に触れる頃にはザ・ブラック・キーズ、ザ・ブリーダーズのセレクトによるもの、加えて、ロッキング・オンによるプレイリスト(選曲:編集長・山崎洋一郎)も公開されている。
当然ながら今後はその選出者の顔ぶれも広がりをみせていくことになるだろうし、この伝説的バンドの歴史の隅から隅までを気軽に味わい尽くすことができるこうした計らいは、これまでツェッペリンの音楽を身近に感じていなかった層にとっても歓迎すべきものであるはずだ。もちろん、このプレイリストにとどまらず、50周年にちなんださらなる新プロジェクトの展開も想定できる。まずはこのプレイリストを楽しみながら、次に何が起きるのかを楽しみにしていたいところだ。(増田勇一)
『ロッキング・オン』編集長・山崎洋一郎からのコメントと、LED ZEPPELIN x ROCKIN’ONによるプレイリストは以下。
「サウンドを洗練させながら、パワーを増していく───そんな進化を遂げることができたのはツェッペリンだけだ。」
『ロッキング・オン』編集長 山崎洋一郎
1. Dazed and Confused / 幻惑されて
2. Communication Breakdown / コミュニケイション・ブレイクダウン
3. Thank You / サンキュー
4. Tangerine / タンジェリン
5. When the Levee Breaks / レヴィー・ブレイク
6. The Song Remains the Same / 永遠の詩
7. The Ocean / オーシャン
8. Custard Pie / カスタード・パイ
9. The Rover / 流浪の民
10. Bron-y-aur Stomp / スノウドニアの小屋
11. The Wanton Song / ワントン・ソング
12. For Your Life / フォー・ユア・ライフ
13. Nobody's Fault but Mine / 俺の罪
14. Tea for One / 一人でお茶を
15. Bonzo's Montreux / モントルーのボンゾ
16. No Quarter / ノー・クォーター