1999年リリースのペイヴメントのラストアルバム『テラー・トワイライト』が、『テラー・トワイライト:フェアウェル・ホリゾンタル』としてデラックスリイシューされる。ナイジェル・ゴドリッチがプロデュースを務め、過去の4作品とは異なる洗練と革新、端的に言えば脱ローファイが図られた同作と、今回の再発の意義について、ボブ・ナスタノヴィッチが語ってくれた。
Bサイドやデモ音源など数多くの未発表音源が追加収録された今回のリイシューだが、中でも目玉は完全未発表曲の“be the hook”が収録されたこと。こんないい曲をなぜ今までお蔵入りに?!と思うわけだけれど、ボブいわく「3テイクで録り終わって皆すごく気に入っていたのに、なぜか全員がそのまま忘れていた」という、なんとも彼ららしい脱力なエピソードだった。当時のメンバー間の確執や、なぜペイヴメントは90年代と共に終わる「べき」だったのかなど、かなり突っ込んだ話もしてくれているので、ぜひお楽しみに。
6月から待望の再結成ツアーが始まるペイヴメント。「2023年には日本にも行けることを願ってるよ」とのことだったので、こちらも熱烈祈願!
(粉川しの)