pic by Sandy Kimついに新しいドラマの幕開けだ。戦禍の硝煙が立ちのぼるニュースが流れ続け、新型ウイルスの猛威はなかなか収まらず、エンタテインメント界も未曾有の危機的な状況、そんな荒々しい時代を正面から受け止められるのは、オレたちだろうとばかりレッド・ホット・チリ・ペッパーズが動く。黄金期を築いた魂の兄弟ジョン・フルシアンテが復帰しての新作『アンリミテッド・ラヴ』をリリースし、６月からはワールド・ツアー開始に世界中が沸き立っている。
そんな流れを赤裸々に語ったインタビューがロッキング・オン５月号に掲載される。19年終わりのフリーとジョンの再会シーンに始まり、バンドの最初期やセックス＆ドラッグの狂乱時代、仲間の死、ジョンの加入、二度にわたる脱退など、あまりにドラマチックなストーリーの当時の心境をメンバーたちが率直に語っていくが、その生々しさに改めて、大きな使命を背負う覚悟をしたバンドならではの姿が浮かび上がる。
「俺たちはいいバンドでいなきゃいけない、いい曲を書いて、みんなを揺さぶるものを持たなきゃいけない。常に完全にフル装備で向かって行かなきゃ駄目だ｣(フリー）。そんな初期の決意を失うことなく前進してきた彼等。こんな時代だからこそ、激烈求められるバンドがここにいる。ぜひ読んでいただきたい。（大鷹俊一）
rockin'on 2022年5月号 表紙レッド・ホット・チリ・ペッパーズのインタビューは、4月7日（木）発売の『ロッキング・オン』5月号に掲載されています。
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ロッキング・オン5月号 4月7日（木）発売
定価836円（税込み920円）
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