2月7日発売のロッキング・オンでは、歴史に残るリナ・サワヤマ初のジャパンツアー、東京公演のレポートを掲載している。
レポートは、「自らを誇り、気高く生きるということは、裏返すと他者を敬うことでもある」「皆、この世界を気高く生きる権利がある」というテキストで結ばれている。およそ脈絡のない話のように思えるかもしれないが、恐らくあの場に立ち会った多くの人は近い感情を抱いたのではないだろうか。リナは自らを思う存分誇っていて、気高かった。MCはもちろん、それは堂々とした立ち居振る舞いに、伸びやかな歌唱に、二人のダンサーを引き連れて作られた随所でのシンメトリーな人物配置に、ライトに照らされ高く伸びる影に、はっきりと表現されていた。そしてその誇り高い強さは、決して権力の誇示や自己の優位性の補強へと行使されるのではなく、観客への敬意として示されることで、会場全体をあたたかく包み込んでいた。
エレガントでパワフルなディーヴァ感あふれる写真とともに、ぜひご一読を！
（つやちゃん）
リナ・サワヤマの来日レポートが掲載されるロッキング・オン3月号は
