各々の自宅から終始リラックスしたムードで取材に応じてくれた。マイペースながらも、音作りや楽器の話になると饒舌になる様子が印象的。お互いの言葉を補い合う息のあった兄弟ぶりも見られた。
今作は、前作で最後に仕上げた“My Golden Years"が制作のベースとなったという。12弦ギターに強くインスピレーションを受けていて、前作今作共に多用している。また前作の制作時に様々な新しい発見があり視野が広がったため、今回はライブで演奏してきた経験をいかにレコーディングに落とし込めるかに重きを置いたという。そのためこれまでに比べ特定の作品からの直接の影響は減っているという話だった。ただ、二人が信頼を寄せるドラムのレザはビッグ・スターのジョディ・スティーヴンスを彷彿させる力強い叩き方だから「ラジオシティ」っぽいサウンドを目指してみよう、といった参照はあったそうだ。
またブライアンは最近大滝詠一の『A LONG VACATION』を聴き直しているんだとか。誌面ではフジロックへの意気込みも語ってもらっているが、来日を心待ちにしてくれているようで、前回の来日(rockin'on sonic)は年始だったため、高円寺や下北沢のレコード店や渋谷のイシバシ楽器などが軒並み閉まっており残念だったので、今回は必ずリベンジしたいとも話してくれた。新作を提げてのフジロックが待ち遠しい。(深町絵里)
ザ・レモン・ツイッグスの記事が掲載されているロッキング・オン6月号