メタリカの12thアルバム『72シーズンズ』が4月14日にリリースされる。その前日にあたる4月13日には一夜限りのリスニング・パーティーが世界規模で行われ、ここ日本では全国50館以上の映画館で上映が決定した。もう待ち切れない!というファンも多いことだろう。
簡潔にその内容について触れておくと、全12曲入り77分超えのボリュームで、もっとも長いものは11分以上の楽曲も収録されている。アルバムに先駆けて、“ルクス・エテルナ”、“スクリーミング・スーサイド”、“イフ・ダークネス・ハド・ア・サン”が既に配信&MVも公開済みだが、この3曲はとりわけキャッチーな楽曲をチョイスしている印象を受けた。
残りの9曲に関しては非キャッチーとまでは言わないものの、工夫を凝らしたアレンジや込み入った構成の楽曲もあり、聴き応えは十分。歌詞もダークかつ思慮深いものが目立つため、それも新作を紐解く上でキーになるだろう。歌詞を読み込んで、一つひとつの楽曲とじっくり対峙したくなる作風である。次号では待望の新作について長文の解説記事を書いたので、是非そちらを読んでもらいたい。(荒金良介)
メタリカの新作徹底解説は、4/7(金)発売のロッキング・オン 5月号に掲載します
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