光が繋ぐ誰かと誰か

高橋優『太陽と花』
2014年05月28日発売
SINGLE
高橋優 太陽と花
憂いを帯びたメロディが情熱的に高鳴る“太陽と花”。骨太なエレキギターのサウンドを基調としつつ、時折ラテン的なエッセンスをさりげなく香らせるのが粋だ。歌詞のモチーフとなっているのは、タイトルにも表れている通り「太陽」と「花」。ひたすら自身の身を焼いて輝く太陽/その光を浴びて咲く花。両者を人間同士の関係性に喩えて描いている。誰もが懸命に生命を燃やしながら、様々な感情も渦巻かせつつ生きている。その光の交わし合いの貴さ、与えてくれる救いを噛み締めさせてくれる歌だ。

カップリングも素晴らしい。“以心伝心”は、本心を言葉や行動に変換すると何かがズレてしまうことのもどかしさがテーマ。大切な人へあるがままの想いを伝え、分かち合いたいという願いを歌っている。そして“16歳”の弾き語りも収録。大人になるとは自らを欺き、何かを諦めることなのか? この曲が問いかけるものは、すっかり「大人」以外の何者でもない存在となった人にも決して他人事ではない。ドキリとさせられるものをヴィヴィッドにリスナーに突きつける高橋優の歌の威力は、やはり桁外れだ。(田中大)
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